新・借金地獄リボ払い地獄


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新・借金地獄
引用:週刊東洋Plus

東洋経済新報社「週刊東洋経済」2017年7月15号、特集/新・借金地獄取材より引用。
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新・借金地獄リボ払い地獄。

世帯年収は約700万円という埼玉県の専業主婦、小池美香さん41歳(住所、氏名、年齢いずれも匿名)が、500万円まで借金を膨らませた主因もクレジットカードだった。

アメックス、楽天カード、TSキュービックカード、UCカード。

彼女が主に使用する四つのカードは、キャッシング枠・ショッピング枠ともに限度額いっぱいだ。

月に15万円がそのまま返済に消えている。

「私が悪いんです」

ボーダーの服に小ぶりのしゃれたネックレスを着けた美香さんはうつむく。

自分は買い物依存症なんです、と言う。

夫には内緒のぜいたくだった。

とはいえブランド品を買いあさってはいない。

5000円のブラウスでいいのに、1万円のものを選ぶ。

こういった積み重ねの結果だ。

月々の支出を小さく見せるため、気楽にリボ払いを始めた「よかった。今月はこれだけで済んだ」と最初は感動したという。

はきはきと体験を話す彼女からは、賢そうな印象を受ける。

しかしそのうまみを知り、年利15%のリボ払いの泥沼にハマっていった。

残高500万円の場合、今のペースで返済すると完済まで計650万円を支払うことになる危険性に気づかなかった。

「消費者金融ならば借金という意識が生まれるけれど、クレジットの場合は違う。少なくとも私は違ったんです」



働くしかない、と何度も考えた。

しかし2歳になる男児の保育を考えると腰が上がらない。

保育園に預けて働きに出て何の足しになるのか。

保育料を差し引けば実質、時給500円にしかならない。

私が悪いんです、と彼女は繰り返した。

だから誰にも言えない。

家族に知られると今の生活が壊れるかもしれない。

自分一人で返済の悩みを抱え続け、午前4時に突然不安で目が覚める暮らしが、もう1年以上続いている。

美香さんは自業自得なのだろうか。

所持するクレジットカードの中には利用して初めて。申込時からリボ払いが前提だったとわかったものがあった。

クレジット会社も、リボ払いのリスクを十分周知させてきたとはいえない。

国民生活センターでのリボ払いに関する相談件数は増加傾向にある。

http://www.kokusen.go.jp/

現代人が借金苦に陥る要素。

もうひとつ加えるとしたら、IT(情報技術)の進歩があるだろうか。

「貧テック」という言葉がネットで流行している。

ITを使った金融技術「FinTech(フィンテック)」が、しばしばおカネに困る庶民に、気軽に借金をさせるために用いられてる現状を揶揄したものだ。

(中略)

そして正しい金融知識を得るより先に、借金の快楽を覚えていく。

さまざまな形で忍び寄る借金の苦しみ。

それは雇用劣化、金融界の変化、ITの進歩が組み合わさった極めて今日的な現象でもある。

御礼、取材本文引用:東洋新報社 週刊東洋経済 西澤佑介さま





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